昨日、大雨の後の濁流の中でゴムボートが岸壁に追いやられ、横転。
2人が川に投げ出された。
ボートは不安定で身動きが取れん状況。
投げ出された瞬間、2人の手を取ったけど
Aさんはボートと岸壁の間に挟まれて、カラダを打ちつけられながら顔を水が覆う。
Bさんは濁流の勢いが強く、だんだん顔が見えんくなる・・
ボートの上には自分とCさんと子ども1人、そして船頭さん。
たまにテレビで
駅のホームから人が落ちて、間一髪その人を助けた・・
とニュースが流れるけど
果たして自分がその場におったら本当にできるのか・・
そうは言っても自分は偽善者か・・・
と大きな人生の難題があった。
いざそんな状況・・
2人の手を取ったけど、自分の握力にも限界が・・
船の位置を確保した船頭さんが岸壁とボートに挟まるAさんの手を取った。
Bさんは依然 濁流に飲まれながらほぼ水の中。
Cさんは船のバランスを取りながら子どもを守る。
そんな中、自分は思わず水の中に落ちた。
水の中に引きづり込まれるBさんをがむしゃらに引っ張った。
ただ、自分も定期的に水中に引きづり込まれて息ができん・・
船頭さんがAさんを引き上げた。
そしてBさんの手を取った。
自分はもう自分のことしか考えられん・・
ボートの傾きによって、わずかに浮き上がれるタイミングで
息を吸い、少しでも上の握る場所を狙う。
一瞬 人生2度目の 「死」 がよぎったけど、そんなこと考えとる場合じゃない・・
(1度目の死は、3歳の時に事故で手首を切る)
船頭さんのもう一方の手が自分の手を握る。
今しかないと思って 最後の力を出した。
なんとか上げられ、「助かった・・」 と思った。
一瞬、自己中になった。
でもそれもつかの間。
急いでBさんのもう一方の手をとり、船頭さんとともにBさんを引き上げた。
その場で待機。
AさんBさん・・ ぐったりしとるけど、息はある。
足の震えがとまらん・・
そこで頭の中に家族が出てきて涙・・
安堵。
けど、そこから30分かけて再び下らんといけん恐怖。
そんな中、自分よりも年の若い船頭さんは相変わらず冷静。
積極的に 笑って歌をうたう。
「!」 と思った。
そして自分も無理やり笑った。 歌った。
「生きて帰るぞー!」 って叫んだ。
おとなしいCさんも歌い始めた。
川下に着くころには Aさんも笑顔。 Bさんも笑顔。
最強のチームになった。
あの瞬間相当なチカラが出とったんだろう・・
AさんBさんの手首は自分や船頭さんに握られたあとが失血してアザとなっとる。
そして時間が経つにつれて 体中がムチウチのようになり動かん・・
汚水を飲んだせいで、1日経った今も腹痛がなおらん・・
でも良かった。
みんな助かって良かった・・
生きとって良かった・・
今回の事でまた一つ勉強させられた。
船頭さんの行動。言動。
そして、自分の中でも一つ安心した・・
本当の 「いざっ」 て時に 自分を捨てれたこと。
(ただ冷静になれば、本当はあの状況で自分が川に落ちない方が良かった・・)
家族のためにがんばります・・
仲間のためにがんばります・・
ってよく聞くけど、ありゃウソだ。
「いざっ」 という本気な時には 自分と目の前の人のことしか考えれん。
それじゃないと、家族や仲間を幸せになんかできんと思う。
今回もう一つ勉強させられたのは
船頭さんはインドネシア人。
そしてBさんは中国人。
船頭さんは歌を歌うときに Bさんが知っとる中国の歌を歌った。
Bさんは英語で 「すべて自分のせいだ・・ 申し訳ない・・」 と・・
Aさんから聞いた。
川に落ちた時、Bさんからは一切掴まれることはなかった・・ と。
Aさん、Bさんが生きるか死ぬかの中で掴んどったのは
真横にいた Bさん、Aさんではなく 流木など。
「いざ!」 と言うときでも
国や言葉が違う中、みんな目の前の人のことを考えとる。
誰も自分だけが・・ なんて思わんかった・・
礼節。
みんなの 「人間性」 に全員が助けられた。
なにか一つでもズレてたら、少なくとも1人、 最悪全員が死んでた。
もっとがんばらんといけんよ・・日本人。
お・も・て・な・し とか言って、本当の意味も分からず うかれとる場合じゃないで。
技術が世界に越えられて、人間力までも越えられて・・
いつも言っとるけど、
地位とか
名誉とか
立場とか
見栄とか
プライドとか
今の日本人、 特にバブル期以降の自分と同世代。
ほんましょーもない。
会社を大きくしたいんだ・・
年商なんぼあってね・・
何年後には売上をなんぼにしたいんだ・・
どーでもええわ。 そんなこと。
「そらの勉強会(人間学編)」
が勝手に広まっていっとるのも、 親の背中を見て育った危機感をもった若者中心よ。
今のままじゃ、じいさんになったとき若いもんに助けてもらえんよ^^
でも思った。
例えば・・
営業カワリサ や 建築士フジハル 、事務の沖。
現場の鬼 : フジモン、片ちゃん、やなさん、まさまさ
スーパーアルミ職人 : 川上さん、中村さん、高橋さん
この そらの仲間 が同じ状況にいたら、たぶん自分と同じ行動をとってた・・
それがうれしいし誇らしい。
だから、きっと そらの想い をきっかけに
「人とは・・」 ってのを改めて日本中に広げていけるはず・・
オリンピックまでに間に合うかな・・・
でも、みんながみんな再認識できなくても良い。
「そらの信条」 のひとつに 「反面教師」 がある。
より悪い例が近くにあればあるほど、人は成長できる・・ って考え。
だから、自分の周りには 究極に人として優れた方 と その逆の方しかいない。
より人間力がない人が近くにいればいるほど、その周囲の人は人間性がUPする。
だから一人でも多く 「人とは・・」 を理解してもらうためには
理解してもらえん人がいることも必要。
みんなが幸せに・・ ってのは無理があるからね・・・ 神様じゃないし。
あの時、冷静な船頭さんの考えではもう一つの考えがあったんかもしれん・・
衰退したおとなしいBさんではなく、先に自分を川から引き上げたってのは・・
(左の女性が中国のBさん)
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